過去ログ(2006.12.13〜2007.11.02)百件
2007年01月09日 施設で使っていた安物のカセットコンロが壊れた。
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施設で使っていた安物のカセットコンロが壊れた。
元々買った時から半故障品みたいな代物で、「ハイカロリー2000KCAL」を謳っているのに、火炎の大
きさが5mmにも満たず、大きな鍋に入れたうどん出汁などは待てど暮らせど一向に温かくなりませんで
した。
それが今日、遂に火が着かなくなってしまったのです。
早速バラします。
ユニットの各部を一つずつバラして行きますが、何処にも損傷したり固着したりしている箇所がありま
せん。
怪しいのは、ガスボンベを繋ぐ部分。
この部位は、真鍮製円筒型部品の凸部がボンベの先を押すことによって、ボンベ側のノズルが開放
されてガスが噴出する仕組みになっているのですが、どう見ても構造的にオカシイのです。
ボンベから噴出したガスは、↓の鋳鋼製部品の奥に見える穴へ流れて行く構造になっているのです
が、
↑逆涙滴状の凹の奥右に穴があります。 ガスはそちらへ流れて行きます。
ガスボンベの先端を押す部品(真鍮製の円筒形の部品)が在ると、↓御覧の通り、ガスの通路を塞
いでしまいます。
つまり、買った時から火が弱かったのは設計が間違っていたのです(「設計が間違っていた」というより、「本
来開いているべき穴が開いていなかった」という方が正しい)。
僅かな隙間を通ってガスが流れていたために、ガスが流れ難く、強い火にならなかっただけの話だっ
たんですね。
今回、火が着かなかったのは、真鍮製円筒型部品の位置が(鋳鋼製部品の奥に見える)穴側へ寄っ
たために、余計にガスが通り辛くなったからだと推察されます。
というわけで、原因が分かれば修理はカンタン。
↓1.5mmφのドリルで真鍮製円筒型部品の中心に貫通穴を開けてやりました。
←緑色の台は関係ありません(紛らわしくてゴメン)
↓取り付けるとこんなカンジ
組み上げてガスボンベをセットし、コックを捻ると……今までとは根本的に違う2cm超の力強い炎
が!
う〜ん。 カンタンに直ったんだから、まぁイイんだけどサ。
これってどう考えても商品と呼べるレベルじゃねーよ。
天下のIW●T●NIともあろうものが、こんな低品質な商品に自社の商標付けて売るのはマズイんじゃ
ないかな? たとえ第三国製のOEMだとしてもネ(それならそれで買い付けたヤツが節穴すぎる)。
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