過去ログ(2006.12.13〜2007.11.02)百件
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糞ニー製ノートPCの故障で修理を依頼していたヨドバシカメラから、修理完了の電話があったので引
き取りに行きました。
(ちなみに、ソフマップなら宅配で自宅まで送ってくれるんだよ)
HDD交換とDVDドライブ交換でざっと10万3000円也。
高けぇよ。 部品代だけなら幾らだと思ってんだ。
ヨドバシカメラの長期保証のおかげで自腹はゼロだったけど、ヨドバシカメラの長期保証は5年間で1
回しか使えないから、次に何か不調が出たら買い換えることになってしまう。
白物家電などのように、そうそう壊れないモノならヨドバシで買ってもイイけど、パソコンとかビデオ
(HDD)デッキなどのような、壊れる時はガンガン壊れるモノはヨドバシで買わない方がイイと思う。
商売の邪魔をするようで悪いけど、実際問題サブ機のソーテック製ノートPCは今まで3回壊れていま
すからね。 ソフマップで買っていたから今も使えていますが、ヨドバシで買っていたらとっくの昔にゴミ
箱逝きです。
さて、修理完了品の引き取りついでに店内を物色していたら、以前から「出ないかな?」と思っていた
商品が発売されているのを発見! 即買いしました。
単三電池で「まともに」灯る3wLEDの懐中電灯です。
↓ コレ ↓
http://www.lightch.com/gentos/a/sf303x.html
単三電池で灯る3wLEDの懐中電灯自体は以前から販売されていたのですが、webサイト【気の迷
い】によるとあまり良くなさそうだったのでスルーしていました。
かといって、カメラ用電池を使うモデルはランニングコストが高過ぎる(※1)ので、3wLEDは指を銜え
て眺めているだけだったのです。
それが、一応名の通ったGENTOSから乾電池モデルが発売!
ま、GENTOSなら大丈夫だろうと思って買ったのですが、どうやらチャンと高電流で稼動できているら
しく非常に明るい!
猛烈に明るいという程ではありませんが、1wLEDとは完全に別物です(※2)。
ただ、配光が1点集中タイプなんですよね。 GENTOS社製のLEDライトは大概がそうなんですけど、
コレも例に漏れず。
探索に使う分には何の問題もないけど、自転車に着けたり、夜歩きの友にするにはチョッチ使い辛い
かも。
※1:充電式のカメラ用電池ってのもあるんですけどね。
コレが結構微妙なんですよ。
まずリチウムイオン充電池なので、過放電にメチャクチャ弱い。
だから、ちょっと良いヤツは電池の中に保護回路を内蔵していて、過電流と過放電から電池(セル)を護っている。
ところが、保護回路はそう高精度じゃない(なんせあの小さな電池の中に納まっているんですから)んで、実容量の半分くらい
使ったら回路を遮断してしまう(参考 → http://blog.so-net.ne.jp/taddy/2006-06-25)。
だから、表記が800mAでも実質使えるのは400mAくらい。
おまけにリチウムイオン充電池は満充電のまま保管すると痛んで劣化する。
毎日の通勤で使うなら良いが、「いつ使うか分らないのに携行する(もちろん満充電で)」という用途に向かないんですな。
※2:25%の出力で点灯させるモードもあります。 この時の明るさが同じGENTOS社製でリゲル05Wを採用した【GTR-031T】
と殆ど同じ。
なんでこんなモードが用意されているのか不思議でしたが、理解できました。
夜中に目が覚めて、時計で時間を確認しようと3wLEDで照らしたら、眩しくて読めないんです(笑)。
こーゆー時に、25%出力モードはありがたいんですな。
□■オマケ簡易版LED用語解説(防忘録)■□
・ [ 12倍 ]
「1wLEDが従来の日本性高輝度白色LEDの12倍の明るさ」といわれても、比較の基準が良く分らな
いが、これはどうやら明るさの単位カンデラで比較しているようだ。
GENTOS製の名機【SF-133】の謳い文句に「アメリカ製のSUPER LED F1 1w白色LEDを搭載するこ
とにより、従来の日本製・高光度LED(68000mcd/45mA)に対して約12倍の驚異の明るさを実現!!」
とあり、他メーカー,他商品の「○倍」も基本的に68mcdを1倍とした時の明るさと捉えて良いだろう。
・ [ DC-DCコンバータ ]
昇圧回路のこと。
要求電圧よりも低い電圧の電源で灯す機種に搭載される。
注意したいのは、極一部の機種を除いて昇圧回路のみで定圧化はされていないということ。
したがって、単純な昇圧回路しか持たない機種を、マンガン乾電池やアルカリ乾電池で稼動させる
と、いわゆる【ダラ落ち】になる。
・ [ Li-ion電池 ] (同義語 [ リチウム充電池 ] [ リチウム二次電池 ] )
非常に紛らわしいが、後述する [ リチウム電池 ] は充電できない一次電池。 こちらは充電可能な
二次電池。
放電しきらずに充電すると充電容量が減ってしまう「メモリー効果」がほとんど無く、継ぎ足し充電を頻
繁に行なっても大丈夫。
また、自己放電も他の充電池よりも少ないという優れた特性を持つ反面、過充電や過放電で著しく損
耗し、高温に弱く、満充電のまま保管すると痛むという欠点もある。
特に過放電に弱い点が致命的な欠陥で、LEDライトに突っ込み、まったく光らなくなるまでスイッチON
のまま放置することを1回しただけで死亡する。
携帯電話やパソコンは、機械側が管理しているが、基本的に一次電池を使うことが前提になっている
LEDライトは、そのような回路を持たない。
その対策として、電池容積を小さくし、空いたスペースに保護回路を備えた商品もある。
しかし、1センチ立方程度の空間に収まる回路に精度を期待できるハズもなく、満充電容量の半分位
に減ると回路が閉じらてしまう。
そのため、たとえばCR123Aの一次電池は容量が1400mA程度で、これの保護回路付き二次電池は
表記の容量が900mAだが、保護回路が早期に回路を閉じるため、実際に使えるのは450mAしかない。
・ [ Ni-cd充電池 ] (同義語 [ ニカド ] )
現在はNi-MH充電池にその座を奪われたが、懐中電灯は元より電動髭剃り機やラジオ,おもちゃま
でありとあらゆる用途に用いられてきた。
自己放電とメモリー効果が激烈に起こるので、毎日のように使用し、なおかつ電圧が下がってから直
ちに充電するような使い方に向く。
ちなみに、意外な長所が「過放電に強い」。 そういう意味で、点けっ放しにして置く場合でも比較的安
心♪
・ [ Ni-MH充電池 ] (同義語 [ ニッ水 ] )
充電池の一種。
それまで安価な二次電池として広く使われてきたNi-cd充電池が低容量な割りに自己放電が多く、放
電しきらずに充電した際に「メモリー効果」を起こしてしまう。
それに代わる新しい二次電池として発売されたのがNi-MH充電池である。
Ni-cd充電池と同じ電圧で二倍以上の容量を持ち、自己放電も少なく(※)、メモリー効果も比較的起
こり難い。
ただし、それはNi-cd充電池と比べた場合であって、実際単三のNi-MHを満充電で放置すると数ヶ月
間で使えなくなってしまう。 また、それを避けるために毎月充電してやると半年ほどでメモリー効果を
生じて実質的な容量が低下してしまう。
それでもLEDライトのユーザーが敢えてNi-MH充電池を愛用する最大の理由は、その特性にある。
マンガン乾電池やアリカリ乾電池が稼動に伴い、時間経過に反比例して電圧が低下し続けるのに比
べ、Ni-MH充電池は使用可能時間の大部分で一定の電圧を保ち、最終的に電圧がドロップする性質
を持つ。
つまり、マンガン乾電池やアルカリ乾電池がどんどん暗くなって行くのに比べ、Ni-MH充電池は最後
まで明るい。
この点において、Ni-MH充電池は極めて高出力LEDライトに向いていると言えるだろう。
ちなみに、意外な弱点が衝撃。
そもそも電池はいずれも衝撃に弱いのだが、使い捨ての一次電池の感覚で使用済みと充電済みを
交換すると、結構な確率で床に落としてしまいがち。
チュウイする必要があろう。
※ 概して高容量を誇る商品ほど自己放電が激しいという傾向がある。
・ [ アリカリ乾電池 ]
かつては単三型2本入りブリスターパックが300円もする高額な消耗品であったが、ウォークマンの普
及に伴って長時間稼動できる電源として持て囃されて普及した。
百円均一店向けの商品としての需要から賞味期限切れ近いモノが、単三型2本入りブリスターパック
100円で売られるようになり、現在は単三型4本が税別99〜100円で手に入る。
ただし、単三型4本が100円で売られているものは、販売店が中国やインドネシアで作らせたモノであ
る。
容量そのものは日本メーカーのブランドを冠したモノと大差がないが、過放電させたまま放置すると
極めて短い期間で液漏れを起こして機器に被害を与える。
そのため、滅多に使用しない機器へ百円均一店で買ったアリカリ電池を使うのは禁忌である。
・ [ エネループ ]
(OEM同一品 [ サイクルエナジー ] ,類似品 [ HHR-3MPS(通称パナループ) ] )
2005年11月に発売されたNi-MH充電池。
容量は単三充電池で2000mA,単四重電池で750mAと、当時既に発売されていたNi-MH充電池と比
べて大容量だったワケではなく、むしろ低容量であったが、自己放電を抑え(メーカー公表値:半年後
に90%,1年後に85%を維持→正味は3ヶ月後に90%くらい)、メモリー効果を生じ難くしました。
数ヶ月置きに追充電して、数年に1回リフレッシュ充電してやれば、ずっと使い続けることが出来る。
そして、ひとたびスイッチを入れれば、時間の経過と共にドンドン暗くなって行くこともなく、最後まで
LEDを明るく灯してくれる。
・ [ オーバードライブ ]
定格以上の電圧・電流でLEDを灯すこと。
ビックリするほど明るくなるが、猛烈に発熱する上に、LEDの寿命を著しく縮めてしまう。
・ [ ダイレクトドライブ ] (同義語 [ DD ] )
昇圧回路を介さずに電池の持つ電圧でLEDを灯す仕組みのこと。 CR123Aを2個使ったり(※)、単
2〜4乾電池を3個使うタイプの1〜3WLEDは殆どコレ。
※ CR123Ax2個の場合は、降圧して使っている場合もある。
・ [ ダラ落ち ]
定圧回路を持たない機種において、マンガン乾電池やアルカリ乾電池を使用した際に、時間経過と
共に低下する電池の電圧に比例して、LEDが暗くなっていく状態を表して「ダラ落ち」と称する。
先に述べたように、リチウム電池やNi-MH充電池を使えばこの現象に悩むことは無くなる。
ダイレクトドライブ仕様というと廉価品と莫迦にされがちだが、電池を選べば問題はない。
・ [ 白色LED ]
実はLEDの発光はスペクトルの幅が非常に狭い。 基本的に単色でしか発光できない。 したがっ
て、白色LEDは、青色LEDに黄色の蛍光色を塗り、青色を白く見せているに過ぎない。
したがって、虹に分解できる白色と違って周波数の幅が狭い。
このため、雨などで濡れた路面を照らした場合、白色LEDは酷く暗く感じられてしまう傾向にある。
・ [ マンガン乾電池 ]
いわずと知れた一次電池の代表格。
百円均一店向けの商品などアルカリ電池の単価が安くなり、また、機器の要求する電力量が押し並
べて多くなったために力不足感が否めない。
特に高出力LEDの電源には全く向かない。
ただし、休ませると回復する特徴を持つので、家やクルマの鍵穴探しなど極めて短い時間のみ点灯
し、長く休ませるのであれば結構使える。
・ [ リチウム電池 ] (同義語 [ リチウム一次電池 ] )
コンパクトで高電流,極寒でも十分な電力を生む。 自己放電が非常に少ないので非常用の警報機
などに使用される。
高出力LEDに用いられるのは、カメラ用のリチウム電池。 その殆どはCR123Aという規格のものだ。
非常に小さい電池なのにも拘わらず、約1400mAもの容量を誇る。
ただし、単価が400〜800円と高価。
・ [ 連続点灯○○時間 ]
高出力LEDを使った懐中電灯のパッケージに「連続点灯20時間」とか「同30時間」なんてトンデモナく
長い時間が謳われている場合、その殆どは蛍よりも微弱な発光すらしなくなるまでの時間である。
実際に灯火として使える時間ではない。
では、実際にどれくらい使えるのか?
単三のNi-MH充電池2本で1wLEDを灯した場合、電圧がドロップするまでの連続点灯時間は(機種に
よって大きく異なるものの)概ね4時間程度と捉えて間違いは無いだろう。
物凄く大雑把だが、Ni-MHの使用を前提として単三充電池1本で1wLEDが2時間灯るのを基準にす
れば、他の機種でも概算できるだろう。
たとえば、今回私が入手した【SF-303X】の場合、単三充電池3本で3wLEDを灯すのですから、単純
計算で2時間程度は電圧がドロップしないで灯ると思われる。
ホームセンターなどで売られている単四電池を3本使って1wLEDを灯すタイプのモノは、単四の容量
=単三の容量×0.375(←エネループの単三2000mA,単四750mAより)。 単四が3本で概ね単三1本
分の容量に匹敵するので、これらの懐中電灯も2時間程度は電圧がドロップしないで灯るだろう。
同じ単四電池x3本でも、3wLEDを灯すと単純計算で40分間にしか灯らないことになる。
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