過去ログ(2007.11.04〜2008.04.30)百件

2008年01月01日 あけましておめでとうございます
 あけましておめでとうございます。

 施設の方は、私を除く事務員とデイケアの職員全員総入れ替えというトンデモ事態から丁度丸1年。  正直な話、スタッフ個人の戦闘力低下は著しいものの、驚くべきべきことに、それでもナントカ回るモ ノが回っています。 私の個人的な展望から見れば(というか、施設開所当時のスタッフから比べて、余りにも個人 の能力に翳りがみえる)このスタッフ陣で回っていくハズがないと考えていたのですが、実際問題現実問題 ありえないことに「この」スタッフで施設が回っています。

 もしかしたら、私の認識は蒼かったのかも知れません。

 介護老人保健施設というモノに優秀なor・and有能な職員なんて要らないのかも知れません。

 飢えない程度の最低限賃金でも働く「他の業種では歯牙にも掛からない労働者」の職場として用意さ れているのが「福祉の現場」なのかも知れません。

 でも、それでイイのでしょうか?

 具体的な物体・質量を持たないサービスを「売る」という行為が意味するものは「人的資源が『質』を 生む」ということです。
 もちろん、月泊費用が10万以下でホテルマン(コンシェルジュ)的サービスを要求する方が無茶だし、 それを供給しなくちゃならない道理もないと思う。

 だ が し か し

 利用料金が安いんだから、人として扱う最低限度ギリギリで赦されるという道理はない。
 老健の実態が「姥捨て山の一形態」に過ぎない...としても...だ。

 さらに、厄介なことに。
 保健所は、ここまで職員が冷遇されている状況下で「利用者の人権を尊んだ扱い」を奴隷以下の労 働者に要求する。
 つまり、「払うモンを[払う]or[払わない]は、経営者の自由裁量だが、どんな薄給であっても超高給な プロフェッショナルと同等のサービスをしろ!」と。

 なりたたないだろうそれは。
 利用者を一個人の人格として扱うには、スタッフに払われる賃金は安すぎて、DQNバイトにすら届か ない無能力者しか集まらない。 一方で、漫画に登場する超能力者的コンシェルジュが「ア・タ・リ・マ・ エ」として扱われる。 明らかに歯車が噛み合っていないのではないだろうか?

 おおよそマトモに扱われているとは思えない高齢者の姿は、明日の自分の姿だ。

 いいのかコレで。 弱者特権は論外だが、明日の自分を切り捨てるのも論外だ。
 国の礎を築いた人たちにその功労に相応しい老後は用意されて然るべきではないだろうか。

 ...ふと、そう考えてしまった鬱モード全開の年始。
 重ねて。
 あけましておめでとうございます。
 完全論破済みのハズの「南京大虐殺」「従軍慰安婦」「集団自決」「強制連行」が今尚史実として日本 政府を悩ませ、尖閣諸島での資源掠め取りと竹島の謂れ無き武力実行支配が続く中での新年です。
 財源縮小で高齢者福祉が「旧ドイツ国の障害者ガス室送り」並みの扱いを受けかねないヤバさの新 年です。
 めでたくもありめでたくもなし。
 これから日本はどうなって行くのでしょうか。。。


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