
過去ログ(2005.12.01〜2006.12.17)百件
2006年06月06日(おおっ!666だ!) 監査前資料
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例年の事ですが夏に保健所が監査に来るため、この時期は事前提出資料というモノを作成しなければなりませ
ん。
その事自体に不満があるという話ではないのですが、その資料の内訳がヴァカ過ぎて鶏冠にキちゃいそうです
(怒)。
ちょっと一例を挙げてみましょうか。

【負担限度額認定証】といっても縁のないヒトにはピンと来ないでしょうけど、介護保険の自己負担額は収入に
応じた減免措置があって、要するに貧乏人は金を少ししか払わなくても構わないのです。
で、生活保護者〜年金生活の所得税納入非対象者が第1〜第3段階の【負担限度額認定証所持者】なので、
「その対象者が各月に何名ずつ居たのかを年齢別に集計しろ!」ってハンシなんですよ。
この集計の元となるデータを保険所が持っている(認可するのは御役所なので)にも拘わらず、我々に集計をさ
せること自体が行政の怠慢で非難されるべきだとも思うのですが、問題がもう一つ。
表を見て驚いた貴兄も少なくないと思いますが、3〜5月の対象者数を合計することに何の意味があるというの
でしょうか?
毎月入所者がゴッソリ入れ替わるのでない限り、3月の対象者の大部分が4月にも5月にも滞在しているんです
よ。
3〜5月間の1ヶ月あたりの平均を出すというのなら分かります。 でも、
合計に意味はありません。
このチョンボは年度版の集計でもやっちゃってマス。

でも、↑こんなのはカワイイほう。
次の↓コレなんて、眩暈がしちゃいそうです。

ちょっと判り難いので各記入欄の説明をしておきますと、上から順に
【延入所者数】:[毎日の入所者数] × [一ヶ月間の日数]。 たとえば、1ヶ月の日数が31日の月に一人が入所し
続けれた場合、延入所者数31としてカウントします。
【同(短期除く)】:全ての入所者の延数からショートステイの延べ数を引いた数。
【新入所者数】:その月に新たに入所した人数。 月初に入所しても月末に入所しても一人につき1と数えま
す。
【同(短期除く)】:その月に新たに入所した人数から、ショートステイに入所した人数を引いた数。 月初に入所
しても月末に入所しても一人につき1と数えます。
【退所者数】:その月に退所した人数。 月初に退所しても月末に退所しても一人につき1と数えます。
【同(短期除く)】:その月に退所した人数から、ショートステイで退所した人数を引いた数。 月初に退所しても
月末に退所しても一人につき1と数えます。
…です。
…というワケで、たとえば百床の入所施設を満床で運営した場合、【延入所者数】と【延入所者数(短期除く)】
は、1ヶ月あたり概ね3000前後の数字になります。
【新入所者数】、【新入所者数(短期除く)】、【退所者数】、【退所者数(短期除く)】はそれぞれ多い月で10〜15程
度、少ない月で5前後です。
もうお分かりだと思いますが、【延入所者数】を、【新入所者数】と【退所者数】で除し
て二倍しても、【入所期間】になりません。
算数に詳しくなくても↓コレくらいは一目瞭然ですよね。
(1).【延入所者数】はその月に何人が何日間居たという数字でしかなく、誰がいつから居たかという数字では
ない。
(2).その期間の入退所者数が少なくなれば平均入所期間が甚だしく長くなる(たとえば、3ヶ月間に一人だけ入
所(もしくは退所)していた場合、3ヶ月間の延入所者数が9000なら、9000÷(1)×2=18000 つまり、平均入所期
間が49年間を超えてしまいます。
(3).その期間の入退所者数がゼロになれば、この数式自体が成立しません(ゼロで除することはできない)。
(4).その期間の入退所者数が多くなれば平均入所期間が甚だしく短くなる(たとえば、百床中98床を入所期間
5年以上の入所者が埋め尽くしていても、残りの2床を毎日入れ替えると3ヶ月間で新入所者数90以上、退所者90
以上になります。 3ヶ月間の延入所者数が9000なら、9000÷(90+90)×2=100 つまり、平均入所期間が3ヶ
月間強しかないという計算結果になってしまいます。 もちろん、98床を埋め尽くしている長期入所者の入所期
間が1年間でも10年間でも100年間でも計算結果は同じです。
ウチの施設もコノ式で計算して結果を記入しましたが、500日間という計算
結果になりました。
アリエナイ!!!
ちなみに本当の平均入所期間は11ヶ月間程です(ただしバラツキが凄い。 短いヒトは
数日、長いヒトは3年以上…標準偏差が300もあります)。
何処からこんな阿呆な計算式が出て来たんだ?
こんなヴァカな数式を出してくる連中が、「やれ書類の不備だの記録の書式がどうだの」とイチャモンを付けるの
が「監査」。
アタマ痛いッス。
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