過去ログ(2006.12.13〜2007.11.02)百件

2007年07月27日−29日 家族旅行「那智勝浦」
2007.07.27
 家族旅行である。
 私の実家の両親,私の妹とその娘の4名と一緒に行く家族旅行。
 毎度毎度の定例業務ながら。
 「アタシに碌すっぽ相談も無く日程・行き先が決められているのが気に食わないから行かない」などと 駄々を捏ねる馬鹿嫁に。
 相談するも何もマトモに意見なんか言わない癖になどとは口が裂けても言わず、宥め空かして出発 日に漕ぎ着けました。

 ス ト レ ス で 禿 そ う で す 。

 それはさておき。
 いつも会社に行く日と変わらない時刻に起きてみると嫁の様子がおかしい。
 元々動きがスローモーションなトロ子さんなのであるが、当社比30%OFFぐらいに減速しておる。
 顔を見ると「絵に描いたような」蒼白!
 げげっ。 この期に及んで体調不良かいな。 しかたがないので「行くのは辞めるか?」と問うたところ 「行く」との返答が。
 駄々を捏ねた挙句に行くことにしたので、意地があるのだろう。
 立ち眩む程では無さそうなので、行くことにした。
 (ところが、この時点で体調が悪かったことが後に幸いするのである。 人生万事塞翁が馬・・・人生何 が損になって何が得になるかワカランな)

 若干の余裕をみて0900頃に家を出発する。
 1003新大阪駅発の黒潮号に乗車して一路JR勝浦駅へ。
 片道4時間は長いわ。
 車中にて昼食。
 新大阪駅で買った「消石灰を用いて加熱する牛丼弁当」は意外に旨かった。
 躾の悪いMYガキンチョの我慢がレッドゾーンに達する直前に電車がJR勝浦へ到着。

 ホテルの送迎バスにて、【くじら博物館】(http://www.town.taiji.wakayama.jp/museum/)の近くにある 某ホテル(特に名を秘す)へチェックイン。
 体調不良な嫁は部屋で横になって体力回復を図り、その他全員は【くじら博物館】へ向かいます。
 【くじら博物館】の展示物は、webサイトからも窺い知れる通り、あまり大したモノではありませんでし た。

 ただ、イルカのショーとシャチのショー(どちらもただ単にジャンプするだけですが)があり、家族連れ ならそれなりに楽しめると思います。

 むしろ、小さな子供連れなら水棲生物と触れ合える水槽が楽しいでしょう。
 水槽っても、ちょっと大きな風呂に20数センチくらいの深さで海水が入っており、そこに勝浦浜に生息 する魚や貝,海老類などが居るだけなんですけどね。
 靴を脱いで水槽中に入り、手で魚や貝,海老に触ることができるんですよ。
 最初はおっかなびっくりだったMYガキンチョも随分と楽しそうでした。

 【くじら博物館】を観終わった後、博物館近くの土産物店を物色し、その土産物屋向かいにあったゴー カートコースで遊ぶ。
 ゴーカートコースと言えば聞こえが良いが、空き地に古タイヤを並べただけの簡易なモノ。
 路面状態もボコボコで、親子向け二人乗りゴーカートは激遅、エアロバキバキのレーシングカートは キャブの調整不足で旋回時にカブって吹けなくなる。
 まぁ、リピート無しの観光客向けだと考えればあんなもんか。

 その後、部屋で休んでいた嫁を起こして夕食。
 夕食は、ビュッフェスタイルではなく、コース料理。

 [ 画像 ] を貼る予定でしたが、ホテルを特定できる情報を載せると、件のホテルからクレームが来そうなんで止めました。
 チキンですみません。

 見るからに御馳走。
 左の方に写っているのが簡易コンロを使ったミニくじら鍋。
 数切れの赤身肉と二切れの脂身しかありませんでしたが、それなりに美味しく頂戴しました・・・しか し・・・この「二切れの脂身」が後に惨劇に至ろうとは、この時誰も知りはしなかったのです。

 ちなみに、コッチが子供用。

 [ 画像 ] を貼る予定でしたが、ホテルを特定できる情報を載せると、件のホテルからクレームが来そうなんで止めました。
 チキンですみません。

 宿泊客に花火のプレゼントがあるとチラシに書かれていたのを思い出してフロントに申し出ると、玩具 屋で百円くらいで売っていそうなチャチイ花火を貰った。
 う〜ん。
 過大な期待を寄せていたわけではないのだが、コレなら自腹で買っておけば良かった。
 ま、無いよりはマシなので、一応火を点けて愉しんでみる。
 しかし、周囲を見渡しても自分たち以外に花火をしている人が居ない。

 つーことは何か?
 チラシにプレゼントを謳っておきながら申し出ない客にはあげない...と。

 あげろよそんなもん安いモンじゃねーか。
 百円の花火でも宿泊客がこぞって興じれば、それはそれで好印象な光景だし、ホテルの株も上がろ うに。

 夕食の後は、それぞれ温泉へ。
 醜いアトピー性皮膚炎患者の私は、部屋に備え付けの小さな(半坪くらいしかない!)風呂でぬるい シャワーを浴びて体を洗う。

 後は寝るだけ。
 夜中に目が覚めたので、持参したPSPで独り映画鑑賞。 911ネタ【ワールドトレードセンター】(http:/ /www.cs-tv.net/t/D000000/&movie_id=00009294)。



2007.07.28

 ホテルの部屋に目覚まし時計が無かったので、携帯電話(http://www.sanyo-keitai.com/au/w21sa/ index.shtml)の目覚まし時計機能を使って0700に起きました。
 着替えて0800に食堂へ。
 朝食もコース料理でしたが、この時点で父が軽い腹痛とのこと。

 朝食を終え、チェックアウト。
 ホテルの送迎バスを途中下車して【ドルフィンベイエス】(http://www.mapple.net/spots/ G03000014202.htm)へ。

 母親と妹,姪っ子は「ドルフィンスイム」。
 父は「ドルフィンスイム」へ参加する予定でしたが、腹痛なのでドロップアウトして「見学」。
 ヘタレのMYガキンチョは「エンカウンター(ふれあい)」。
 私と嫁はMYガキンチョを見守る「見学」でした。

 内容は要するに海の中に生簀が設けてあり、そこでイルカと遊ぶというツアーです。

 さすがに目の前でジャンプするイルカの姿は大迫力です。
 でも、「ドルフィンスイム」のフリータイムは、イルカが観光客に近づいて来ないため、空振り感があり ました。
 まぁ、基本的に犬の習性に近いイルカにとって、ヒラエルキー的に観光客は目下でしょうからね。 寄 り添って泳がせるのは無理でしょう。

 【ドルフィンベイエス】終了後は、公共交通手段が乏しいので、タクシーを呼んで【ホテル浦島】(http:/ /www.hotelurashima.co.jp/)へ移動。
 連絡船の乗り場に着くのかと思いきや、タクシーは職員の連絡通路を通ってホテルの裏口へ。
 なんと! 一般客の自家用車は入れませんが、連絡船を使わなくても宿屋に行けるルートが在るん ですね。
 確かに急病人が出た際の救急車進入や、火災発生時の消防活動車両進入が出来ないとヤヴァイで すもんね。
 表向きは連絡船でしか行けない島のホテルという体裁を取っていても、別ルートがあるのが当然。
 緊急事態に対応不可能なら営業の認可が下りないわな。

 早々に【ホテル浦島】に着いたのですが困ったことに、チェックインは1400にならないと受け付けて貰 えません。
 午後2時までは宿泊客が来ないという前提になっているので、ホテル内の食事場所が軒並み閉まっ て居ます。

 1ヶ所だけ食事処が開いていたのですが、内容がカレーライスが中心のビュフェスタイル。
 実は、この時点で父以外に、妹と姪が腹痛を訴えていたため、カレーライスはヤバイだろうということ で却下。
 仕方が無いので、連絡船で港町へ行って食事をしようか...と企んだのですが、連絡船が出た直後 だったために暫く便がありません。

 次の便は、なんと!45分後!
 それを待って港町へ出たら、戻ってくるのが遅くなってしまう。
 消去法で已む無くホテル内で唯一営業していたランチビュッフェで食事。
 お子様カレーが大々好きなMYガキンチョにとっては嬉しかったようだが。
 食事が終わってみると、どうも私の腹の調子も悪いようだ。
 便所に篭ると結構な量の脱糞。
 その後も高い頻度で肛門様からお呼び出しが。
 う〜む。

 嫁とMYガキンチョを除く全員が腹痛を訴えつつも、症状が大したこと無いので、ホテル内を散策。
 スペースウォーク・エスカレーター(http://www.hotelurashima.co.jp/shisetsu/shisetsu.htm)とやらで、 山上館へ行ってみる。
 海抜80メートルまで上がるエスカレータ SUGEEEEE!
 フロアからの眺望もスゲーです。
 てゆーか。
 高い場所から眺めると、島を切り崩してホテルを建てている構造が丸見え。  ちょっちビックリです。
 少々土地代が安くても、こんな手間掛けて敷地を確保したらコストがきついと思うんだけど。
 職員用の通用路もトンネルが掘ってあったし。  高いと思うよ、アレ。

 時刻が1400を過ぎたので、山上館から戻ってチェックイン。

 部屋に入ると、部屋の隅や箪笥の奥に埃が球を作り、机の上にも薄っすらと埃が堆積。
 う〜ん、この部屋は本年度初利用だったのだろうか・・・

 トイレで脱糞後、プールへ行く。
 といっても、醜いアトピー性皮膚炎の私と元々旅行に乗り気ではなかった嫁は、着替えないでプール サイドで見学することにした。

 夏季に2ヶ所の野外プールと1ヶ所の屋内プールが稼動するらしいのだが、なんと!屋外プールは水 が海水!
 屋外プールは無料、屋内プールは有料なんですが、MYガキンチョは「泳げる」というレベルに程遠い ため、海水を飲んでパニクっても困るので屋内プールにしました。
 両親と妹,姪,MYガキンチョが屋内プールへ。

 1時間ほど彼らが泳ぐのを待って部屋へ戻り、ガキンチョを着替えさせて食堂へ。
 夕食は、ありがちなビュッフェスタイル。
 この時点で、各員の腹痛は小康状態にあったので、ビールも頼んで普通に食う。

 が、その後ヤバイことに。
 私の両親や私は「度が過ぎる快便」状態が続いただけなのですが、妹と姪が「トイレから出れない」状 態に。

 来る途中で食った駅弁は、各人違うモノを食っているから駅弁に中ったワケではなさそうだし。
 出発当日朝から体調が思わしくなかった嫁とMYガキンチョが食べず、他の者が皆食ったといえ ば...そう。
 昨日の宿屋で食った夕食に出た「鯨の脂身」。
 見るからに消化が悪そうだったので嫁は食わなかったし、MYガキンチョは子供用の別メニューだった ので口にしていない。
 アレしかねーじゃん。

 つーことで、他の宿泊客の状態を訊くために昨日の宿へ電話を掛ける。
  ・
  ・
  ・
 掛からねーよ。
 宿屋のフロントが1700〜1800に電話に出ないなんてことあるか?
  ・
  ・
  ・
 電話が繋がったので、下痢症状について問い質したら...なんと! シラを切りやがった。
 曰く「他にそのような症状のお客様は居りません」「そんなに酷いなら救急車でも何でも呼んだら宜し いのでは?」
 おいおいおい。
 DQNが金欲しさに因縁つけてるんじゃないんだからサ。 もうちょっと対応の仕方ってあるんじゃねー の。
 クスリ持って飛んでこなくてもイイから、浦島のフロントに経過報告と手当を依頼してくれるだけでも印 象違うと思うよ。
 後は、嘘・捏造でもイイから、後日に「当日の食事に関して、保管しておりました食材サンプルを検査 した結果〜」って報告書を一枚郵送で送ってくるとかサ。

 オマケの花火をケチるくらいだから、経営者が相当な業突張りなんだろうけど、もう少し立ち回りを考 えないと今は良くても将来がヤバイと思うよ。
 まぁ、コッチは元から金にしたかったワケでも何でもないんだから、「絶望した。 くじら博物館近くの ホテルに絶望した。」だけでオワリですが。

 さて。
 例によって例の如く、オイラは温泉に入れません。
 いつものように仕方なく、部屋の風呂で体を洗おうとしたのですが...部屋に風呂がねーよ。
 温泉レジャーランドに来て部屋風呂入る馬鹿は居ないと考えたのかも知れないけど、困るよソレは。
 私みたいな皮膚病患者は元より、全身紋々のヤな人とか、生理来ちゃった女性とか。
 温泉に入れない人ってゼロじゃないと思うけどなぁ。
 そういうサイレント・マイノリティを切り捨てるのは良くないんじゃない?

 というワケで今日は体を洗えず就寝です。 結構汗をかいていたのに。

 今晩もまた夜中に目が覚めたので、ホテル内の夜食コーナーに行って芋焼酎のお湯割りと和歌山ラ ーメンを食いました。



2007.07.29

 最終日。
 部屋に備え付けの電話が、人口音声のモーニングコール機能付きだったので、ソレで起きる。

 今日は【那智の瀧】(http://www.town.nachikatsuura.wakayama.jp/kankou/02taki.html)を観光予定。
 朝食をホテルのビュッフェで取り、仕舞い支度を終えてチェックアウト。
 荷物をホテル内の預かり所に預けて、連絡船に乗ろうとしたら...すげー人だかり。 到底乗れな い。
 一本後の船に乗ったが、どう考えても時間的にギリギリアウト。
 ま、0900に部屋を出てJR勝浦駅発930のバスに乗ろうってのが無茶なんだが。

 開き直って港の朝市(http://www.kumano-yorimichi.com/area9/katuuraonsen.html)を覗く。

 特に何も買わなかったが、今にして思えば、マグロの切り身を買って宅配便で送れば良かった。

 かなり早い目にバス停へ。
 終点までの往復チケットを購入してバスに乗るが、40分間〜1時間に1本しかない(http://www. kumakou.co.jp/bus/jikoku_item_9.html)バスなので乗車率が結構高い。
 終点まで30分間も乗るので座席が確保できないと辛いだろう。
 1本逃して正解だったようだ。

 バス停「滝前」で降りて滝を見物。
 日本一の名瀑を謳うだけあって、さすがにデカい。
 別料金(大人300円!)を払って滝の近くまで寄ると、更にデカさがよく分かります。
 安物のコンパクトデジカメだと滝の全景がフレームに収まらない。

 滝を見終わって、バス停に戻りますが、なんせダイヤが40分間〜1時間に1本です。
 そうそう都合よくバスは来ません。

 しかたがないので、那智の大瀧から那智山神社まで歩くことにしました。
 高々バス停1区間分と高を括っていたのですが、これが結構きつい。
 ヘロヘロになって漸く【那智山 青岸渡寺】(http://www2.ocn.ne.jp/~sanzan/NTTcontents/seigan/ へ到着。

 これも大きすぎてフレームに入りきらない。

 那智山青岸渡寺を見た後は食事。
 当初、食事はJR勝浦駅に戻ってから食べる予定でしたが、ちょっと時間的に遅くなりそうだったのと、 那智山の湧き水が素晴らしく美味しいので、その水を使った料理をたべることにしました(料理っても蕎 麦だけど)。
 【珍重庵】(http://gourmet.yahoo.co.jp/0005391064/M0030010517/)。
 本来は甘味処なのですが、蕎麦と目張り寿司がメニューにあったので、熱い蕎麦とざる蕎麦を頼んで 昼食。
 大した蕎麦ではなかったように思いますが、やっぱ水が旨いと汁が旨い。
 土産用の箱をその場で解いて食べた「もうで餅」も素朴で美味でした。
 歩き詰めで火照った体をクーラーで冷やせたし。

 飯を食って、一休憩したら帰ります。
 バス停まで石の階段を下ります。
 結構急な階段で、チョロチョロするMYガキンチョが見ていてハラハラさせられます。

 この下り階段の途中で馬鹿なモノを発見。
 那智山郵便局の近くに公衆便所があるんですが、なんと! 便所の入り口に車椅子対応を示す青い マークが貼ってあるじゃあ〜りませんかっ!
 繰り返しますが、便所に通じる前の道は急な石階段。
 車椅子での上り下りなんて物理的に不可能です。
 なんで車椅子対応やねん。
 税金の無駄遣いすんなよ〜。

 JR勝浦駅から歩いて連絡船乗り場へ行き、連絡船で再び【ホテル浦島】へ。
 荷物を受け取って、ホテル内の売店で土産物を物色。
 つーても、私は土産物を交換し合うような相手が居ないので基本的に荷物番。

 何度目かの連絡船でホテルを後にし、JR勝浦駅へ。

 し か し 。

 駅弁が無い!

 売っている店はあるのですが、1530の時点で殆ど完売。
 売れ残りを人数分かき集めて、何とか夕飯を確保しましたが...駅の弁当屋が午後4時前に完売し てどうすんだよ。
 私たちよりも後の長距離電車に乗る人たちは殆ど晩飯抜きになっちゃうぞ。

 1603発黒潮号京都行きに乗って道中4時間。
 またもやMYガキンチョが興奮モードで寝ない〜。
 俺たち疲れて仮眠採りたいのに(涙)。

 若干の遅れを生じたものの2010くらいに新大阪着。
 黒潮号が京都行きなので、自宅最寄の駅に停まってくれたら嬉しいのですが、新大阪の次が京都な ので、降りて乗り換えます。
 JR京都線のホームに降りたら、電光掲示板に「快速80分遅れ」というトンデモナイ表示が!
 何処かで人身事故が起こって大阪全線に渡って遅れが生じているらしい。
 それにしても80分遅れとは。
 それよりも早く来た鈍行に乗って帰りましたが、さすがに混んでいました。

 撮ったデジカメ写真を印刷するようにセットして就寝。

 寝る前にテレビを点けたら、参院選でミンスが圧勝していました。
 ニッポン\(^o^)/オワタ



77 名前:名無しさん@八周年[] 投稿日:2007/07/30(月) 06:31:40 ID:N+O5u8zo0
 朝日の工作に、まんまとはまる、バカ国民


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