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2008年01月11日[E] 【よくある反論〜沖縄集団自決、「軍の強制」削除について】を斬る
2007/10/16 10:45
Fよくある反論〜沖縄集団自決、「軍の強制」削除について
http://blog.auone.jp/lilydog/?p=0&disp=entd_p&EP=19171500

 よくある反論X.
 11万人が集まれば教科書が変えられるのか。たくさん人を集めれば教科書を書き直せるのか

 :> これは先だって行われた沖縄の集会が検定意見撤回を求めたことに対する
 :> 中山元文科相の批判である。
 :> また、沖縄県民の「気持ち」に配慮する、という政府の声も聞かれる。
 >
 > これらを聞いた時、即、なんか何か違うと違和感を感じた。
 > その違和感を分析してみよう。
 >
 > 先述したように、集団自決が軍強制のもと行われたのは
 > 大量の資料が存在する史実にも関わらず、教科書審議会は脆弱な根拠で
 > それを教科書から削除した。

 まてコラ。
 「集団自決が軍強制のもと行われたのは大量の資料が存在する史実」って何だよ。
 「軍組織の行為としての自殺教唆は無かった(あったのは、兵士の独断行為)」、かつ、「軍組織の行為とし ての自害用武器の配布は無かった(あったのは、基本的に民間の防衛隊からの配布。 そして、一部に兵士が独断で 自分の兵装を譲った)」なんだろ?
 そして残ったは、「日頃の軍からの教育、命令、プロパガンダにより、死を選ぶより他ない状況に追  い込まれていた」だけじゃないか。
 だったら、教科書審議会が「集団自決が軍強制のもと行われた」を教科書から削除するのは当然だ ろう。

 それとも何か?
 日頃の軍からの教育、命令、プロパガンダにより、死を選ぶより他ない状況に追 い込まれて、当日 に集団自決が起こったのが「軍強制のもと行われた」と見做すのか?

 そんな脆弱な根拠で
 > A社:日本軍がスパイ容疑で虐殺した一般住民や、
 > 集団で「自決」を強いられたものもあっ た。
 >
 > B社:日本軍のくばった手榴弾で集団自害と殺し合いをさせ…
 >
 > C社:日本軍に「集団自決」をしいられたり…
 が成り立つとでも思っているのか?

 青少年が事件を起こす度に「アニメや漫画・ゲームの刷り込みによって犯行が引き起こされた」との たまうサヨク理論は沖縄集団自決問題にも適用ですか、そうですか。
 でもそれ、無理すぎますから。


 > ところがこの教科書審議会の審議がトンデモだったことがわかった。
 >
 :> 沖縄タイムス2007/9/12『検定審議実態なし/小委、文科省意見を追認』

 いやまぁ。
 サヨクブログのソース(出典)にマトモな情報源を求めるのはムチャだって分かっているつもりなんだ がね。

 それにしたって。
 こうも【沖縄タイムス】ONLYってのはどうか?と自分で思わないのかな?

 【沖縄タイムス】ってのは、1948年に米軍の許可を得て発刊された新聞。 創刊にあたって米軍幹部 からお祝いの言葉が贈られたほどGHQの意向に沿った新聞です。
 だから、当然の如く、沖縄戦における被害の責任を日本政府へ押し付けようとする記述が並ぶ。
 実際に沖縄県民を惨殺したのはアメリカ軍なのに、あたかも、日本軍が沖縄県民を殺したかのような 記事が繰り返され、朝日新聞のように無辜の民衆を洗脳してきたのが【沖縄タイムス】。
 まぁ、ここまでサヨクブログのソースに向いたメディアも他に無いのかも知れないが、米軍の爆撃によ って死んだ被害者の写真を「沖縄集団自決の被害者」として掲載した【沖縄タイムス】ばかりをソースに するってのは、自ら「このブログに書かれているのは嘘です」と公言しているような物だと思うけどねぇ。


 :> (略)
 :> 検定を担当した教科用図書検定調査審議会(教科書審議会)の日本史小委員会では
 :> 「集団自決」の記述について審議委員の話し合いはなく、意見も出なかったことが
 :> 11日、わかった。文科省の教科書調査官が検定意見の原案を示して説明し、
 :> そのまま意見が素通りしていたことが明らかになった。
 :> (中略)
 :> 日本史小委員会は十人以下の大学教授らで構成され、うち四人がアジア太平洋戦争など
 :> 日本近現代史の専門家。 だが、沖縄戦について詳しく研究した委員は皆無だ。
 :>
 :> (中略)
 :>
 :> 委員の一人は
 :> 「日本史担当の審議委員の中に沖縄戦を専門としている先生はおらず、議論のしようがない」
 :> と振り返った。
 :> その上で
 :> 「日本史小委員会では『集団自決』に関する検定意見について
 :> 教科書調査官の説明を聞いただけ。
 :> 話し合いもせずに通してしまった。 歯痒い思いだ」
 :> と語った。
 :> 別の文科省関係者も、
 :> 「(中略)審議会では学問的な論争はしていない」
 :> と認めた。
 :> 文科省はこれまで、
 :> 「『集団自決』は日本軍の強制によるものだった」
 :> とする記述に対し
 :> 「沖縄戦の実態について、誤解する恐れのある表現である」
 :> と検定意見をつけ、日本軍の強制に関する記述を削除させたことについて、
 :> 「学術的な検討を得た審議会の決定」
 :> と説明してきた。

 > 続く



 2007/10/16 13:38
 Gよくある反論〜沖縄集団自決、「軍の強制」削除について
 http://blog.auone.jp/lilydog/?p=0&disp=entd_p&EP=19174197

 :> 伊吹文明文科相は、衆院文部科学委員会で
 :> 「文部科学省の役人も安倍首相もこのことについてはひとことも
 :> 容かい(口出し)できない仕組みで教科書の検定は行われている」
 :> と答弁、政府の関与を一貫して否定し続けている。
 :>
 :> しかし審議会には検討の実態がなく、文科省から発案された調査意見が追認されただけ
 :> であることが明らかになった。

 > さらにはこの検定意見をだした文科省の教科書調査官のメンバーが問題である。

 :> 2007/6/19琉球新報
 :> 【東京】文部科学省の高校教科書検定で「集団自決」の日本軍関与について
 :> 断定的記述をしないよう検定意見が付された問題で、日本史を担当した
 :> 同省の教科書調査官の一人が、「国粋主義的」「戦争賛美」などの批判がある
 :> 「新しい歴史教科書・改訂版」(扶桑社)の監修者と同じ研究グループに属していたことが
 :> 18日、わかった。(※私注、いわゆる「つくる会」)
 :> 同教科書の関係者が検定過程にかかわっていたことで、その中立性が問われそうだ。 (後略)

 > 驚いた。

 ん?
 何を驚くことがある?
 「日本史を担当した同省の教科書調査官の『一人』が、「国粋主義的」「戦争賛美」などの批判がある 「新しい歴史教科書・改訂版」(扶桑社)の監修者と同じ研究グループに属していたことが18日、わかっ た」ってことは。
 「大勢の教科書調査官に混じって(そちら側の感覚で言う)極右グループに属している調査官が『一 人』居た」ってだけの話ではないか。


 > つまり、文科省の教科書調査官がつけた「強制なかった」との意見が、
 > 沖縄戦の専門家が一人もいない検定審議会で、何の学術的な話し合いもされぬまま
 > いとも簡単に通ってしまったのだ。

 沖縄戦の専門家が一人も居ないも何も。
 そちらが捏造した『鉄の暴風』は、沖縄に現地取材さえしていないだろうが。
 学術的云々を言うのであれば、あんな本がまかり通っていることの方が遥かに問題だ。

 それと沖縄戦の専門家って何だ?
 戦術の専門家とか戦略の専門家とか戦史の専門家なら居るだろうけど。
 まさか、アカヒのいうところの『沖縄戦の研究で知られる某氏』のことか?
 幾らなんでもそれはムチャが過ぎるぞ(笑)


 > この実態は「学術的な検討を得た審議会の決定。
 > 首相でも一言も容かい(口出し)できない」という伊吹元文科相の説明とはまるで異なる。
 > なんといういい加減さだろうか。

 教科書検定のメンバーにちょっと右寄りがたった「一人」居ただけの話じゃないか。
 それとも、日本史の教科書調査ってのは、たった一人でやってるのか?


> しかもその文科省の教科書調査官につくる会のメンバーがいたというのだ。

 左が居るなら右も居た方が良いだろう。
 それとも、調査会のメンバーに貴方たち側のメンバーは一人も居なかったと言うのかね?


 > 最初から公正性中立性を欠いている。

 左が居るなら右も居るのが公正性・中立性。
 左は居るけど、右は追い出せというのは、公正でも中立でもない。


 > これが今回「軍の強制」を削除した検定の実態である。

 「サヨク的思考を妨害するものは、たった一人でも排除せよ」ってか。
 それを世間では「クルっとる」というのだよ。


 > これではこの検定自体が「政治介入で史実を歪めた」と言われても仕方がない。
 > 沖縄県民は、これを元に戻すよう要求しているのだ。

 いやだから。
 そちらがいう史実ってのは、狭義の強制自決なのか?それとも広義の強制自決なのか?
 検定で改められたのは、「狭義」⇒「広義」だよ。

 元に戻すってことは、「狭義」に戻すってコトだよ。

 「動機がない」
 「証拠がない」
 「被疑者から直接命令を受けたという証言がない」
 …これに戻せっての?

 アタマ大丈夫か?


 > 中山元文科相の批判は
 > 「どちらが正しい説なのかを数の力頼みで決めていいものか」
 > との意味合いである。
 > 確かに史実とは、そうでないもの、あるいは史実かどうか学術的に争いがあるものを、
 > 単なる数の力で史実であると変えれる性質のものではない。

 本気でそう思っているから、11万人集まれば法を捻じ曲げることが出来ると信じて、実際に行動しち ゃうんだろうなぁ。


 > でなければ「THE・FACT」のような意見が国内で増えてくれば、それが史実になる、
 > ということになってしまう。

 ちなみに「THE FACT(有志がワシントンポスト誌に載せた従軍慰安婦問題に関する意見広告)」は史 実。
 「『情報戦「慰安婦・南京」の真実』の表紙には、1944年の新聞に載せられた「慰安婦募集広告」が掲 載されているのですが、「THE FACTS」の主張に反し、募集年齢がそれぞれ「17歳以上」「18歳以上」と なっている。」という反駁を寄せるサヨクも居るが、
 1)当時植民地出身者には21歳以上の性病のない現役売春婦に限るとした制約を適応していない。
 2)以前にも書いたが、日本語の募集広告は日本語の読める相手にしか効果がない。 植民地の現 地調達する女性相手に日本語の広告を打っても意味がない。
 つまり、うら若き乙女を植民地で現地調達するつもりなら、新聞広告なんか打つだけ無駄なんだよ。


 > まだ続く

 はにゃぁ。


 2007/10/16 15:33
 Hよくある反論〜沖縄集団自決、「軍の強制」削除について
 http://blog.auone.jp/lilydog/?p=0&disp=entd_p&EP=19175895

 > 沖縄県民が、まるで国会の強行採決よろしく数にモノを言わせて、
 > 史実であるか疑わしいものを史実であると強弁しているのならば、
 > 中山元文科相の批判は当てはまりもしよう。
 >
 > しかし、今まで述べてきたように、軍の強制は史実だ。

 従軍慰安婦問題と違って、「教育で摺り込まれた鬼畜米英像に対する恐怖から自害した」という“広義 の強制自決”は否定しないよ。
 だけど、そちらの主張は、あくまで「軍人が軍の方針として民間人に自決を強制した」という“狭義の 強制自決”でしょ。 それはありえない話だし、そもそも、そちら側は“狭義の強制自決”について何ら確 たる証拠も、裏付けのある証言も用意できていない。
 それで「史実だ」といわれてもね。


 > それを歪めたのは審議会の方である(しかも"たくさんの人"ではなく"少ない人"で)

 つくる会のメンバーが一人紛れ込んだだけで歪められてしまう審議会ってか。
 どこまで陰謀論が好きなんだよ。

 はいはい。 世界を裏で操っているのはフリーメーソン。 はいはい。


 > 中山氏はこの認識を誤っている。
 > だから中山氏の批判は当たらないのだ。
 >
 > 同じように沖縄県民の「気持ち」に配慮する、というのもピントのずれた話だ。
 > 記述が書き換えられるのは耐えられないという「感情」のみに注目しているからである。
 > あなたたちの「感情」を優先して史実を少し引っ込めてあげますよ、ともとられかねない。
 > それでは「感情」が史実を押し切ったことになってしまうからやはりピントがずれた発言だろう。

 いや、そのまんまだろ、それ。


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