過去ログ(2007.11.04〜2008.04.30)百件

2008年01月12日 沖縄教科書抗議集会“数の問題”
 実を言うと、この文章は、この日付よりも遥かな未来(2008/03/27)に書いている。
 その点において、ある意味「後出しジャンケン」に近い卑怯さがあると思うが、内容を看過し難かった のでご容赦願いたい。

 サヨクブログ【土曜の夜、牛と吠える青瓢箪】より
 2007-10-07 ■[産経ヲチ][政治]産経新聞のストレート・トゥ・ヘルな馬鹿ぶりには胸が熱くなる

 > 一方に都合のよい現場写真ばかり提示するのであれば、
 > その意味合いにおいては同じアナの狢であるということだ。
 > 11万人捏造派も少なくともこういう画像

 

 > を提示して悦に入るのであれば、
 > こういう画像

 

 > や こういう画像

 

 > についても考慮しなければならないのではないか?

 あいやまたれい。

 2万人という数字を舐めちゃイカンぜよ。

 35人学級が各10クラスずつある小学校の全生徒が一斉に校庭に並んだら、結構な大人数に見え る。 だが、それでも僅か2100名しか居ない。
 1万8179人なら実にその8.7倍。 1ヶ所に固まれば紛うことなき大人数だ。

 しかも、この写真は視点が低い。 したがって、先頭集団よりも後ろが密集して居るのか、それとも、 まばらに居るのかは判らない。

 ちょっと簡単なクイズを出してみよう。

 下図の●は人の頭、■は人の胴体である。
 そして、□はカメラの位置だ。

A□
       ●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
       ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
B□
       ●  ●  ●  ●  ●  ●  ●  ●  ●  ●  ●
       ■  ■  ■  ■  ■  ■  ■  ■  ■  ■  ■

 カメラAとカメラBに人はどう映るだろう?

 そう。 写真から人数を類推しようとしたら、カメラ位置は俯瞰していなければ無理なんである。
 実際に一人一人数えた結果、1万8179人だったというその写真は、ウヨ向け月刊誌will(だったと思う。ち ょち虚覚え)にも掲載されていた。
 もちろん航空写真である。
 (ちなみに琉球新報に掲載された見開きの俯瞰写真をテイケイ鰍フ社員が数えた結果も2万人に届いていない)
 2万人弱という数字に異議を唱えるなら、あーゆー「一見人数が多く居るように見える写真」ではなく、 「11万人を確認できる航空写真」を証拠として突き付けなければ意味が無い。

 しかも、だ。
 「11万人捏造派が提示して悦に入ってるこういう画像」ってのは、「会場は何処も人がまばら」だという ことを示した写真ではない。
 広い会場なんだから、探せば人のまばらな場所があるのはアタリマエだ。
 この画像の重要なポイントは、創価学会の幟。
 「『在住米軍に怒る市井の市民が集まった』と言うけどプロ市民と極左団体も混じってんじゃん」っての がこの写真の真意だ。
 そんな簡単なコトが判らないハズがないと思うんだけどな。
 そういう肝心の点をぼやかすくらいなら、ネタとして扱わなきゃイイと思うんだが。
 その辺のブーメランを怖れない勇気こそがサヨの証なのかも知れない(笑)。


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