過去ログ(2004.07.23〜2005.11.26)約百件

2005年07月03日 カラーベスト屋根の塗り替えを勧められた
 先週、通り掛かった施工屋が、「お宅の屋根ヤヴァイでっせ。 とりあえず浮いてる金具だけでも釘打 ちさせて下さい。 其れは千円でやりますから」って言うからやらせたンスよ。
 そうしたら、案の定、「ご主人、このカラーベスト(屋根材の一種)ボロボロでっせ。 せめて塗り替えせ んと、雨漏りしてエライコトになりまっせ」と来たもんだ。

 まぁ、即決する内容でもナイから、状況をビデオに撮らせて来週の日曜日(つまり今日)に詳しい話を する算段にしたわけ。 正直、飛び込み営業ってモノに不信感も少なからずあったしね。

 で、今日。

 営業責任者が来て、撮影したビデオをテレビに表示しつつ、饒舌に塗り替えの必要性を説くワケよ。
 まぁ、こっちも予めインターネット上でキーワード“カラーベスト”、“塗装”で検索して「カラーベストは、8 年周期くらいでの塗装がメンテナンスとして必要」という予備知識を得ていたから、値段さえ折り合えば やってもイイかな?と思っていたの。
 で、その営業担当者が提示した概算価格が税別40万円
 タービンと燃ポン替えて、現車合わせでECU書き変えれるじゃん。

 とりあえず、その場は保留にして、
 落ち着いて考えたら、何か腑に落ちない
 んだよね。

 カラーベストって、上下方向に重なっているけど、瓦と違って左右方向は重なっていないんだよ。
 だから、新築でも、カラーベストの左右には隙間が開いてるの。
 ということは、新築でも、カラーベストの左右の隙間から雨水が入り放題なのよ。
 新築のカラーベストの左右の隙間は良くて、経年劣化したカラーベストの左右の隙間は駄目なワケ?
 それってオカシイじゃん。

 友人が少なくて損得抜きの情報が聞けないオイラ(悲しい)は、キーワードを様々に変えてインターネッ ト上で検索し捲くりましたよ。

 結果、得られた情報は、「カラーベスト屋根の防水は、カラーベストの仕事 じゃない」っいてコト。

 実は、カラーベストの下に“ルーフィングシート”という「浮浪者の掘っ立て小屋に使われているブルー シートの高級版」みたいな合成樹脂製のシートが敷いてあって、これが雨水の侵入を防いでいるんで す。 ですから、カラーベストがひび割れようが、反って浮こうが、ルーフィ ングシートさえ完全に機能していれば雨漏りなんか起こらないんですヨ (もちろん、カラーベストが割れて破損すれば、ルーフィングシートが損傷してしまう可能性が高くなりますので、早急に補修が 必要になりますが)

 危うく騙されるトコロでした。

 くわばらくわばら。

 明日、速攻で断りまっす!

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根拠URL:http://www.iluck.ne.jp/mailpress/sugawara182.html 
     (案の定、消えています(笑) TEXTファイルのダウンロード 3KB)

他にも根拠URLあり:http://homepage2.nifty.com/msdarchi/msdnote001.html
http://www.homepro.co.jp/og/html/hmp/CS/HCSQC/C0012.html

 ちなみに、“カラーベスト” や “塗り替え” などのキーワードで検索してHITする工務店のサイトに書か れた記事の殆ど(99.9%以上)が、「カラーベストは8〜12年毎(期間はサイトで微妙に違う)の塗り替えが 必須」でした。
 なかには、「定期的に塗り替えないと雨漏りなどの原因になる」と断言している記事もありました。

 高齢者や知的障害者を言葉巧みに騙して、不要な耐震補強工事を過剰に施す悪徳工務店の犯罪 が社会問題化していますが、少なくともインターネットにサイトを持っている業者に限って言えば、マトモ な筈の業者も五十歩百歩だと言わざるを得ないようです。


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