過去ログ(2004.07.23〜2005.11.26)約百件

2005年07月30日 読売新聞より
 私は新聞を取っていないのですが、偶さか嫁さんの実家で読売新聞の夕刊を読んだ際に、省燃費グ ッズの広告並みの出鱈目記事を見つけてしまいました。
 それは、なんと!子供向けQ&Aのコーナーで、
【問】湯気は上がっていくのに、ドライアイスの煙はどうして下に行くのですか。(千葉県佐倉市、石橋 和宏大君 小6)
【答】ドライアイスは二酸化炭素が凍った状態です。 つまり、気体から固体になったものです。 二酸 化炭素はその性質から液体になりません。溶けると、いきなり気体になってしまいます。
 一方、湯気は小さな水滴の集まりです。 水は酸素と水素からなります。
 空気はいろいろな気体が混ざってできていますが、最も多いのは窒素で約8割、残り約の2割は酸素 が占めています。
 気体の1リットルあたり重さを気体の密度と言います。 空気は窒素の重さとほぼ同じで1.25g/l、一 方、二酸化炭素は1.98g/lで、ずいぶん重い気体です。
 水素はとても軽い気体で密度は0.09g/l、酸素は1.43g/lです。水は水素の割合が大きく、湯気になっ た時、空気よりも軽いので上がるのです
 と書かれていました。

 いやいやいや。

 湯気もドライアイスの煙も、白く見えるのは微細な水の粒ですよ。
 気体としての二酸化炭素も、気体としての水蒸気も目に見えませんからね。
 湯気で白く見えるのは、沸騰したお湯から発生した水蒸気が外気に触れて冷却され、飽和水蒸気量 が下がったために余剰な水分が水滴となったものです。
 同様に、ドライアイスの煙は、固体のドライアイスが気化する際に周囲の熱を奪い、そのために周辺 の空気が冷却され、周辺空気の飽和水蒸気量が下がったために余剰な水分が水滴となったもので す。
 ただ、湯気は熱い上昇気流に囲まれているので上へ昇り、ドライアイスの煙は冷たい下降気流に囲 まれているので下へ降りる(そうでなくとも、水滴は液体なので自由落下する)だけの話です。

 其れが何で気体の質量の問題になるのかな?
 この人、ひょっとして気体の水蒸気と、湿り水蒸気に含まれる水滴の区別ができていないのかな?
 もし、そうだとしたら、このコーナーは、――私は初めて読んだのですが―― 過去に散々出鱈目な大 嘘こいてきた可能性が極めて高いような気がします。 そして、これからも(!)。



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 ところで、この件。
 読売新聞の紙面にメールアドレスがありましたので、ほぼ同じ内容の文をメールにて送付済みなので あります。
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 しかし
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 1週間経つのに、ウンともスンとも返答がありません。

 「いやぁ〜、スマンスマンうっかりチョンボしちゃったよ」
 でもイイし、
 「何言うてんねん。 ワイの理論に一分の隙もあるワケないやないか。 三流文系大卒似非理系の分 際で偉そうなコト言うんじゃねぇよ、ヴァ〜カ。」
 でもイイんだから、何か返答が欲しいよね。

 オイラを無視するのはいいんだけど、全国版の新聞紙に大嘘書いて、イタイケな児童に間違った理 科知識を教えてしまった事は、「黙ってりゃバレないからイイ」って次元の話じゃないんだから。


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